
求人が増える4つの時期が転職の狙い目
転職活動は個人の努力だけで全てが決まるものではなく、実はタイミングというものの影響を凄く受けるので注意が必要です。例えどれだけ実力のある人物だとしても、全く求人が出ていない時に転職活動を行っては全く成果に結びつきません。その一方であまりパッとしない人材であっても求人数が多く、その逆に転職者があまりいないタイミングを掴めば自分の実力以上の転職先への内定を勝ち取れます。これは皆で一斉にスタートする新卒の採用と、時期が人によって全く異なる転職活動との大きな違いと言えるでしょう。
求人数が変わる理由
そもそもどうして世の中の求人数が時期によって変わるかというと、企業や病院など採用する側の人事上の都合と転職者側の心理の2つの要因に原因があります。まず採用する側の視点で言えば、急な人材不足による中途採用というのは実はそれほど多くありません。もちろんそうした急な採用ニーズの発生というのは存在しますので、1年を通して求人が0になるということはないのですが、余程特殊な場合を除いて企業の採用等ものはある程度計画的に行われます。特にいくら中途採用者といえども会社に馴染んでもらうための研修などを行う必要があるので、ある程度まとまって入社してきてもらった方が都合も良いからです。またそうした採用側の事情とは別に転職者側の心理として、年や期の途中で退職をするよりは区切りの良いところで辞めて新しい年や期から心機一転したいという気持ちがあります。またどうせ転職をするのであれば、ボーナスをもらってから会社を辞めようというふうに考える方も多い為、退職の時期が集中し必然的に企業が採用を増やす時期も重なるのです。
実際に求人が多い時期
上記のような理由から世の中の求人数には波があるのですが、こうしたリズムは看護師だからといって変わるわけではありません。むしろかなり世の中の平均に近い動きをすると思って構わないでしょう。そしてこうした背景から導かれる求人の多い時期ですが、だいたい6〜7月や1〜2月となります。採用側は新年度の始まる4月や下期の始まる10月に入社してきて欲しいと思っていますが、書類審査や面談の時間もあるのでそのためには求人を2〜3ヶ月前には出さなければなりません。そのため6〜7月や1〜2月となるのですが、実はこの時期はボーナスの支給直後でもあり、退職を済ませてしまって転職活動を頑張っているという方が多い時期でもあるのです。
もしあなたがこれから転職を考えているのであればこうしたタイミングの問題には慎重担った方が良いでしょう。冒頭にもお伝えした通り、本人の資質や能力と関係なく大きく待遇も変わってくるからです。