激務に負けない看護師になろう

看護師の過労の実態

時には死に繋がることもある過労

時には死に繋がることもある過労

世間では看護師に対して様々なイメージが持たれており、白衣の天使という昔からのイメージもあれば、女性の憧れの仕事というイメージもあるでしょう。しかし最近になってその厳しい実態から、とても激務な仕事で過労に悩まされている人が多いというイメージも持たれるようになってきました。そして残念ながらそのイメージは決して的外れなものというわけではなく、真実をついている部分も大きいのです。

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看護師の過労の実態

まずは看護師の過労の実態がどのようなものなのかを見ていきたいのですが、そのためには看護師の実際の労働時間や時間外勤務の実態なども見ていきましょう。世間一般の感覚で言えば、時間外の勤務時間が月に20時間を超えれば少し忙しいですし、40時間を超えるとかなり大変に感じるのではないでしょうか。しかし看護師の場合はもっと厳しく、日本看護協会が実施した調査によると月に60時間以上もの時間外勤務を行う看護師がなんと約2万人も存在するというのです。これは相当ひどい数字であり、全員とは言いませんがこの中から過労死をしてしまう人が出てしまっても不思議ではありません。ましてや忙しい看護師ほどオペの担当などをすることも多く、仕事中にかかるプレッシャーだって相当なものなのです。

過労を生むブラック病院

看護師の仕事がここまで大変なものになってしまっている背景として、ブラック病院の存在は無視できません。ブラック企業という言葉はすでに一般的な言葉になりましたが、法令を無視するレベルで従業員に過酷な労働を強いる企業をブラック企業と言います。そうであれば看護師や医師などそこで働く人に対して過酷な労働を強いる病院もブラック病院と言って良いでしょう。例えば極端に残業が多かったり、パワハラやセクハラが頻発していたりするような病院です。人間は不思議なもので労働環境が悪いと集中力もなくなるので、そういう病院では医療ミスも頻発します。

主な過労の症状

もしあなたが看護師なのであれば、自分自身が過労に陥っていないかは注意して観察をした方が良いでしょう。例えばとても体が疲れているはずなのに眠りが浅くなってしまったり、寝付けなくなってしまったりしているのであれば危険です。また極端に食欲が強くなってしまっていたり、その逆にほとんど食事が喉を通らなくなってしまっていたりするのも過労によるストレスの症状と言えるでしょう。こうして食事や睡眠の不摂生が続くと免疫系も弱ってしまい、風邪をひきやすくなってしまいますし場合によっては命にも関わります。

激務と戦う看護師達

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